愛知県の妖怪で覚える!都道府県の地理・特産品【日本地図入り】

愛知県にむかしから伝わるご当地妖怪日本地図とイラストで一覧表にして紹介します。
磯天狗(いそてんぐ)、ヤロカ水(やろかみず)、二龍松(じりょうまつ)…。あなたの知っている妖怪や伝説もあるかもしれません。妖怪といっしょに都道府県の特徴や自慢などを紹介しているので、ぜひ覚えてくださいね。

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愛知県に伝わる妖怪・伝説

磯天狗(いそてんぐ)

磯天狗(いそてんぐ)は、天狗(てんぐ)という名前が付いていますが、河童(かっぱ)の仲間だと言われている妖怪です。

愛知県の知多半島(ちたはんとう)に伝わる話では、暗い夜に漁をしていると大きな火の玉が2、3こ飛んできたそうです。
磯天狗のしわざだと思い、念仏(ねんぶつ)をとなえていると火の玉はどこかへ飛んでいきましたが、とった魚は消えてしまったと伝えられています。

愛知県の菊2

知多半島(ちたはんとう)

磯天狗(いそてんぐ)伝説が残る、愛知県の知多半島(ちたはんとう)。
知多半島の西側にある伊勢湾(いせわん)や東側の三河湾(みかわわん)ではアサリ漁がさかんです。磯天狗にアサリを取られないように気を付けないといけませんね。

ヤロカ水(やろかみず)

ヤロカ水(やろかみず)は、江戸時代に尾張国 おわりのくに(今の愛知県)、美濃国 みののくに(今の岐阜県)に現れた、「ヤロカヤロカ」と声を出す妖怪です。

今から2・300年前、雨が降り続いて木曽川(きそがわ)の水が増しました。真夜中、川の上流で「ヤロカヤロカ」という声がしきりにするので、村人が「よこさばよこせ」とさけびました。
すると川の水が急に増し、またたく間に村は水に飲み込まれてしまったといいます。

ヤロカ水は、愛知県と岐阜県の木曽三川 きそさんせん(木曽川、長良川、揖斐川)一帯、とくに木曽川流域で伝えられています。
江戸時代に実際に起きた大洪水では、「ヤロカヤロカ」と声が聞こえて「よこさばよこせ」と叫ぶと大洪水が発生したと言われています。

『妖怪談義』著 柳田國男より

木曽三川(きそさんせん)
愛知県と岐阜県には、西から揖斐川(いびがわ)、長良川(ながらがわ)、木曽川(きそがわ)という3つの川が流れています。3つの川を合わせて木曽三川(きそさんせん)と呼ばれています。
木曽三川流域は豊富な水があるので、稲作がさかんです。

二龍松(じりょうまつ・にりゅうのまつ)

二龍松(じりょうまつ)は、愛知県豊田市(とよたし)の長興寺(ちょうこうじ)に伝わる松の精霊(せいれい)です。

寺の門前には2本の松の木が生えており、2匹の龍(りゅう)のように見えるので人々に「二龍松」と呼ばれていました。あるとき、寺に2人の子どもが現れ、「すずりを貸してほしい」と住職(じゅうしょく)に頼みました。

住職がすずりと紙を与えると、子どもらは漢詩(かんし)を書きあげて「千年の寺」「古殿 苔深し」などと祝い、二龍松の木陰(こかげ)で消えてしまったと伝えられています。

中京工業地帯(ちゅうきょうこうぎょうちたい)
二龍松(じりょうまつ)伝説が残る、愛知県の豊田市(とよたし)。
豊田市には世界的に有名な自動車メーカーの本社があり、自動車が多く生産されています。

※妖怪の話はこちらに掲載されている内容と異なるものもあります。
※同じ妖怪・似た話がほかの都道府県にも伝わっている場合があります。

※妖怪のイラストはイメージです。

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